切り違い
互いに切り合ってできる形
切り違い(キリチガイ)は、双方の石が同時に相手を切り合い、十字に交わる形が生まれることをいいます。切られた石と生じた弱点をどう扱うか、互いに決断を迫られるため、たいていはその場で戦いが始まります。切り違いの特徴は、打った瞬間に得があるわけではなく、勢力とダメと形をめぐる大きな勝負の口火を切る点にあります。
戦略上のポイント
- 切り違いは中盤の戦いでよく現れ、複雑な読み合いになりやすい。
- 相手の形を崩す攻めの手段としても、反撃の糸口をつくる守りの手段としても使える。
- 切り違いをさばくには、ノビて安定を取るか、一子を捨てて局面を複雑にするかを選ぶ。
切り違いは強気な手だけに、丁寧な読みが欠かせません。打ち方を誤れば戦いの主導権を失いますが、正しく打てば相手の石を分断し、有利な取引を迫ることができます。