妙手
思いもよらない素晴らしい一手
囲碁でいう妙手とは、常識の枠を超えた手のことです。一目見ただけでは筋違いにも、弱々しくも映るかもしれませんが、深く読んでいくと驚くほどよく利いていることがわかります。妙手は碁の流れを変え、形勢を傾け、何もないように見えた場所に狙いを生み出します。
妙手が称えられるのは、その発想の豊かさ、効率のよさ、そしてタイミングの妙です。捨て石であったり、洒落た手筋であったり、思いもよらない味の使い方であったりします。定番の手筋は数多く知られ、誰もが練習していますが、本当の妙手はその独創性か、あるいはその場面にぴたりとはまる正確さで際立ちます。