凝り形
石が固まりすぎて働きの乏しい形
凝り形(こりがたち)とは、盤上で生み出している価値のわりに、石が密集しすぎている形のことです。こうした形はたいてい強く安定してはいるものの、空間と勢力を効率よく使えておらず、そのぶん構想の幅がせばまります。凝り形は薄い形よりも気づきにくく、しかも罪が重い非効率だとされます。あとから直しようがないからです。
語源は凝るという動詞で、こわばる、固まる、一つのことに執着する、といった意味を持ちます。形の硬さと融通のきかなさが、そのまま名前に表れているわけです。凝り形は石の効率を語るときによく引き合いに出され、手順を仮に入れ替えて局面を評価する手割りでも中心となる考え方のひとつです。