大ザル
二線から一線へ大きく滑り込む手
大ザルという呼び名は「大きな猿」を意味し、猿が跳ぶ姿になぞらえたものです。この手はたいていヨセで現れ、二線の強い石を足がかりに、相手の地の奥深くへ跳び込みます。
大ザルが成立するのは、守る側に一線や二線の補強の石がなく、狙われた場所を支えきれないときです。攻める側は二線の石を踏み台に相手の地を切り裂き、大きな目数を奪います。静かだった局面が、一気に勝負を決める取引に変わることも珍しくありません。
ふざけたような名前とは裏腹に、大ザルは非常に効率がよく、先手で収まることも多い手です。ただしそれには、局面の条件がそろっていることと、深いところまで読み切る力が欠かせません。
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