天元
重要度: ★★☆
碁盤のちょうど中心の点
天元は碁盤のちょうど中心にあたる点で、19×19の盤では縦横ともに十線目が交わるところです。「天の元」という名のとおり象徴的な意味を持ち、盤全体の勢力の釣り合いを左右することもあります。
昔ながらの布石で打たれることはめったにありませんが、天元の一手には、型どおりの進行を崩し、中央の主導権を主張する力があります。天元から始めると、いつもの定石から外れた、独特で込み入った局面になりやすいものです。象徴的な意味を別にしても、天元を占めることは中央に厚みを築く足場になり、中央の争いが勝負どころになる碁では大きくものを言います。
19×19の盤で初手に打たれることはまずありませんが、9×9の小さな盤では話が変わり、天元は最善の第一手とされています。9×9では中心の一点から盤上のどこへもすぐ手が届くため、釣り合いが取れていて効率のよい出発点になるからです。