ワリウチ
相手の構えの間を割って打つ手
ワリウチは辺に打つ手で、間隔の開いた相手の石の中間に入っていくのが典型です。相手の辺の発展を妨げながら、応手しだいでどちらへもヒラけるという柔らかさを保てます。
ねらいは、相手の石を分断し、連絡させず、模様の勢いを削ぐことです。相手の地の構想も戦いの構想も同時に抑えられる手で、形勢判断とセットで使うと効果が高まります。
現代の碁では、序盤の作戦としてのワリウチは減りました。AI がもっと直接的な手やカカリを好むためです。それでも場面が合えば今も立派に通用する手で、とくに形勢判断と石の方向がものを言う人間どうしの碁では力を発揮します。