半目

日本語: Hanmoku 半目韓国語: Banmok 반목中国語: Bàn mù 半目英語: Half point

半目で決まる勝負

半目とは勝ち負けの差としては最小の単位で、これより小さな差はありません。日本ルールや韓国ルールのように、白に6目半や7目半といった端数のコミを与えて引き分けを防ぐ数え方で、とくに意味を持ちます。半目で決着した碁は、高いレベルの囲碁がどれほど精密で釣り合いの取れたものかを物語ります。半目勝ちを指して半目勝負(はんもくしょうぶ)と呼ぶこともあります。

半目勝負になると、ヨセの一手一手が命取りになります。要らない手を一手打ったり、わずかに読み違えたりするだけで天秤は傾き、勝てるはずの碁が負けに変わります。正確なヨセと丁寧な目算が欠かせないのはそのためです。ほんの小さな差が結果を決めてしまいます。

プロの碁で半目勝ちが生まれると、その一局は技量の見事さの証しとして語り継がれてきました。最高峰の囲碁に求められる構想力、先を見通す目、計算力の危うい均衡が、そこに凝縮されているからです。こうした際どい決着が成り立つようになったのは、コミという仕組みが導入され、より公平で釣り合いの取れた勝負になったおかげでもあります。