コウ
重要度: ★★★
同じ形の繰り返しを禁じるルール
コウは囲碁ならではのルールで、一子の取り合いが延々と続き、盤面が元の形に戻り続けてしまう状況に対処するためのものです。無限の繰り返しを防ぐと同時に、コウをどうさばくか、どう利用するかという深い駆け引きを生み出します。
コウのルール
- 一方が石を取ったとき、相手はすぐに取り返して同じ盤面に戻すことはできません。いったん別の場所に打ってから、改めて取り返すことになります。これによって同じ形の繰り返しが避けられ、決着のつかない局面が解消されます。
- 最初に取った側は、取り返されないように守りを固めることも、相手が別の場所に打った手に応じることもできます。この選択が、盤上のあちこちを巻き込んだ駆け引きを生みます。
コウ争いとコウ材
先ほどの例では、コウを取っても大勢に影響はありません。しかし、コウに勝てるかどうかが勝敗を分ける場面もあります。コウ争いでは、盤上の別の場所に無関係な脅しを打ち、相手に応じさせてからコウを取り返す、という手順を繰り返します。
コウ争いは対局を大きく動かします。コウを自分の側に決めれば地や形勢で得をしますが、負ければ同じだけの損をします。
両コウと三コウ
両コウは、二つのコウがつながって存在する、より複雑な状況です。高度な手筋が飛び出し、争いが長引くことになります。
三コウ:盤上の三か所が取り合いの輪をつくり、同じ形が繰り返される状態です。どちらも譲らなければ延々と続くため、ルールによる裁定が必要になります。たとえば三コウが生じたら無勝負とするルールもあれば、別の調整や罰則を定めているルールもあります。
19×19のコースでは、コウ争いの基本を扱っています。コウの考え方はもう知っていて、さらに腕を上げたい方は、Stanisław Frejlak 1p の「コウ:混沌を制する」コースをぜひご覧ください。