打ち込み
相手の陣地の奥へ入っていく手
打ち込みとは、相手の陣地の奥深くへ入っていく手のことです。
浅く消す手と違い、打ち込みはその場で生きること、あるいは大きな戦いを起こすことをねらいます。
打ち込み(うちこみ)という言葉は、文字どおり「打って入る」「打ち込む」という意味で、この強気な戦法をよく言い表しています。英語圏では専門的な棋書の外でこの語を見かけることはあまりありませんが、日本語では今も日常的に使われています。
歴史的には、打ち込みは手合を改める制度そのものも指しました。白へのコミがまだなかった時代、力の違う棋士どうしは決められた手合割で打ちます。四連敗すると「打ち込まれ」て手合が一段下がり、互先(対等の手合)から先相先(三局のうち二局が黒番)へ、先相先から定先(常に黒番)へと移っていきました。